JUL.1
ずいぶんとブログの更新が滞ってしまっていましたが、現在、建設中の「丘のうえの家」に日々奮闘してます。
インスタグラムのポストでも紹介した屋根勾配なりの連続水平窓は建物の西側に大きな木々がひろがる森からの採光を取り込むハイサイドライト。
やさしい木漏れ日が部屋の壁面を照らしはじめる午後の夕暮れどき。
少し話しが前後してしまいますが、土地探しから上棟式までのストーリーも今後、公開する予定です。
instagramで綴る現場の様子 → we_architect
ずいぶんとブログの更新が滞ってしまっていましたが、現在、建設中の「丘のうえの家」に日々奮闘してます。
インスタグラムのポストでも紹介した屋根勾配なりの連続水平窓は建物の西側に大きな木々がひろがる森からの採光を取り込むハイサイドライト。
やさしい木漏れ日が部屋の壁面を照らしはじめる午後の夕暮れどき。
少し話しが前後してしまいますが、土地探しから上棟式までのストーリーも今後、公開する予定です。
instagramで綴る現場の様子 → we_architect
階段はラーチ合板で大工の造作。50インチの壁掛けTVの重厚な存在感は、リビングから3階まで伸びる吹き抜けと、天窓から差し込む明かりで、軽快で開放的な印象に。
わずか9坪の建築面積に建つ、二世帯住宅。明日、引き渡し。
この土地は、保存樹林がたくさん残っている気持ちのよいロケーション。斜傾地に建つ「丘のうえの家」と名ずけた。
よく晴れた小春日和の地鎮祭。完成は夏。
今週末は完了検査。
クロス屋さん、ペンキ屋さん、カーペット屋さん・・・、めまぐるしく最終仕上げの工事に追われる。
確認通知書が無事に渡るのを見届けて、外構工事、埋め込みのポストや表札など、美装工事でおめかししたら、もうあとはお客さんのもとへ。
複数の新築案件を進めていて、なかなかPCの前に座ることができない。
それに加えて、図面ソフトのAuto CADのデータが完全にダウン・・・JWでの作図を試みるものの、なかなか筆(マウス)が進まず、手書きで図面を大量に書き終える1月。
そんななか、ウェブサイトのWORKカテゴリに2010年の実績「所沢の家」を公開。
今年最後の上棟式。
美容師のクライアントとは、もう長いお付き合いで、お店や、この家の前の家の改築など、いろいろな仕事をさせてもらった気心知れた関係・・・まあ、とは言っても、新築となれば夢は膨らみ、2階建てが3階建てになったり、2階プラス小屋裏の余剰空間のプランなって、、、予算とのにらめっことプランにプランを重ねての押し問答。
今年の春頃からなんだかんだで、晴れて着工の12月5日、大安の日。
無事に吉祥寺の家が竣工し、検査期間の完了検査を受ける。
今回、設計の段階で、何度も模型を作って確認した採光計画も、こうして見ると様々な角度から乱反射し、曇りの日でも、天窓からの採光が、吹き抜けの階段室から1階のダイニングを優しく照らしてくれる。
オーク材の玄関と、ワラン材の建具、異なる素材でも、トーンを合わせることで、品よく、素材やデザインがけんかせずに調和してくれる。
これから始める外まわりの施工を、できたてのダイニングにて打ち合わせ。
なんとも幸せな気持ち。
住宅設計の場合は、店舗設計と異なり、人の住まいとしての居室という空間を作ることが大切な目的。
今回の物件は、リビングダイニングへの光の吹き抜けと風の通り道を兼ねた階段室と、玄関と納戸を区切る建具が居室という空間を分ける役目をもたせた。
デザイン設計から塗装などの仕上げ作業までの施工までを行ったことで、これまでの店舗設計でも培ってきた仕上げ方も適度に表現することで、空間にめりはりを付けるができた。
電気屋と家具屋が現場に入り、終わりが見えてきた吉祥寺の家。もうすぐ竣工。
階段は段板だけのストリップ階段。ささら板(段板を支える板)は右側だけ。正面から見た時に、壁面がすっきりと見えるように左は壁の内部で力を受けるようにした。
階段は大工の時から作るのが好きだった。上階と下階をつなぐ吹き抜けとなるので、建築物のなかに通風や採光などの意味をもたせたり、仕様によっては遊びをもたせることができる、設計者の個性が出る場所。
今回、高さ制限は厳しい地区ということもあり、天井高は低め。そこを利点を捉え、12段目の踊り場からベランダへ、階段の途中の踊り場に、作業台をつけて、小さな部屋として活用するようにした。
作業台は、リビングから聞こえる家族の声に耳を傾け、洗濯をたたむ場所。
でも、子供のお絵描き台にもなるし、晩酌や、読書カウンターにだってなる。そこから13段、14段で上がり、寝室と子供部屋へと回遊する。
吉祥寺の家の外壁はリシン仕上と、板金平葺き仕上。真白い外壁と、グレーの外壁のコントラスト。
リシンとは、このモルタルの上に細い骨材の吹き付けことなのだけど、ただ吹くのではなく骨材の大きさを変えて、何層かに分けて吹くことで、少し変化のある表情を作ることができる。
塗装屋さんと思考錯誤しながらサンプルを作り、何度も塗り重ねて、納得のいく表情を作った。
来週。天気のいい日に本番!